日本の1年間の死者数はどのくらいかご存じでしょうか。
2022年(令和4年)の死者数は約150万人でした。
150万人。
一日で約4000人、1時間で約180人、1分で約3人が亡くなってます。
これってなんかすごくないですか?
実際にはこんな単純な計算ではないものの、少なくとも1日経ったら数百人は亡くなっているとも言えます。
僕はこの数字を知ったのは2020年ころでした。
2020年と言ったら何が起きたかはだいたいお察しだと思いますが、僕はその時に死というものをもっと知ろうとしました。
そこでまず知ったのが日本の年間の死者数です。
その時は130万人でしたが、そんなに1年間に人は亡くなっているのか!と驚いたものです。
というのも、ニュースは物事の悲惨さを数字でやっぱ表したいわけで。
そこに出てくる○○人!!という数字を見て僕はそんなに亡くなったのかと悲惨に思ったわけです。
僕が言いたいのは死というのはどうも平等に扱われていない気がしていて。
それがどうも悲しいと思ってしまうのです。
年間130万人亡くなっているということを知らない、気づかない、関していない。
でもニュースに流れてくる○○人の死者数は敏感に反応してしまう。
この日本という国の中だけでも年間130万という死者があるなかで生きている。
ほとんどは病気で、その中には自殺だったり、交通事故だったりで。
どんな理由であれ、どんな死因であれ悲しい出来事なはずなのだが、それを知らずして僕は生きている。
僕らは疑ったほうが良いのかもしれない。
死という概念から離れて生きていけることを。
もしくはそれはありがたいことだと感謝すべきなのかもしれない。