「【イスラエル・ハマス戦争状態】授業を受けて中田の感想」を見た感想を書いてみる。
一番面白かったのは一神教ができた理由の中田なりの考え。
古代ギリシアでは民主主義があった。
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しかし、国が大きくなっていくと意見がまとまらない。そうなると、強いリーダが必要。
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強いリーダができても、後に亡くなってしまう。後継者を上手く作ることができない。
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そこでできたのが絶対の神。
仮想のものなのだから亡くなることはない。
皆がみんな共通にして信じることができる存在となった。
しかし一神教には弱点がある。
・神は生きていない。だから生きている人がコントロールする
・絶対の神だからほかの信仰に対して非寛容的
なるほどなと同時にとても面白いと思った。
これが正しいとか間違っているとか、いろんな意見があると思うけど、それでいいと思うし、そうならざるを得ないと思う。
ただ、僕はこういった考え、意見っていうのはもっとあってほしいなと思う。
これは一神教ができた理由だけど、いろんな人の宗教ができた理由とか意見とか聞いてみたい。
ただ、YouTubeで「宗教」を検索すると出てくるのは「ヤバい」「怖い」「オカルト」といったアイコンが並んでいて「宗教=悪」というイメージが強いものがほとんどであることが残念である。
たしかに怖いというのはわかるのだけれど、世界でみたら何かしらの宗教に入っている人がほとんどなわけで。
多くはなってきているけど、無宗教はまだ少数派。
というか、新興宗教とか宗教団体がヤバいのではなくて、ヤバい人がヤバいだけだと思う。
ヤバい人はどこにでもいる。
それは政治家にもいるし、偉い人にもいるし、身近にもいると思う。
医者、先生、有名人の中にだって、どこにだっていると思う。
それがただただある宗教団体に混じっていただけであって宗教という物自体はヤバいものでも何でもない。
もっというと何でヤバいと言われるかというとその団体、集団の考えや思想が少数派だからなんだと思う。
オタクの人が少女を襲った事件の後、家の中を見てみたらその類の本がたくさんあった・・・みたいな話だと思う。
じゃあその類の本を見ている人は全員悪なのか?
そうではないと思っている。
その理屈でいったらある人が包丁で人を刺したら、料理人は全員悪になってしまう。
だからその類の本を持っていることは何もヤバくない。
何がヤバいって少女を襲ったそいつがヤバいだけ。
その本を持っている人を巻き込むなって話。
宗教も同じ。
ただその中にヤバいやつが混じっていただけなのに、それに属している団体、趣向、思想の持主は全てヤバいとされてしまうのは悲しい話だともう。
それはイスラム教も同じで、テロを起こしてみんながみんな「よくやった!」と思っているわけではないのと同じ。
ましてやほとんどのイスラム教の人からしてみればいい迷惑でしかないと思う。
話が発散してしまった。
YouTubeには「宗教=悪」をイメージさせるような動画が多い。
そういうのではなく
・宗教ってどんなものなのか?
・なんで宗教があるのか?
・宗教があると何がいいのか?
・宗教はなくせないのか?
といったことをもっと語ってほしいなと思う。
まあ、そういう自分もちょっと前まで宗教学には全く興味なく、宗教勧誘うざいな、ちょっと怖いな程度にしか思っていなかったわけですが。
学校でも宗教の授業はないのでそういった宗教学に接点を持つことはとても少ない。
正直きっかけになったのは中田敦彦の動画なので本当に良かったと思っている。
中田敦彦のようなことを学校でもやったらいいのにとは思うけど、なかなか難しいのかな。
宗教を学ばせるのではなくて、あくまで宗教学を学ばせるべきだと思う。
「こういう教えがあってこう生きなさい」という宗教の教えというよりも、本当に教養的な教科書的な感じでキリスト教、イスラム教、仏教、神道、ユダヤ教がいつどこでどうやって広まったのかを学べば少しは世界が違って見えるかも。
でもそれは今自分が興味を持っているからそう言えるのであって、子供のころにそんな勉強があっても結局興味なければ退屈しているのかもしれないが・・・
ちなみに自分が思う宗教が生まれた理由というのは、人が死を認知してしまったからだと思う。
自分の死を認知しているのは人間だけで、宗教を持つのも人間だけとされているからこの点はかなり関わりがあるんじゃないかと思っている。
なによりも自分が死ぬことをわかった後に考えることとして、たぶんそれはだれでも一瞬考えることだと思うのだけれど、「いずれ死ぬのになぜ生きるのか」という問題がある。
その生きる理由として宗教が生まれたのだと思う。
なぜ生きるのかの理由を教えてもらうために宗教が生まれた。
これが全く持って外しているのか、まあまあ合っているのか、これからも勉強していきたいと思う。