お酒を飲むのをやめた。
そもそもそんなに飲むほうではない。
僕がお酒を飲む機会というのは会社の飲み会とかそんなである。
晩酌とかはしていない。
ちょっと前に晩酌とかしたらお酒に強くなるんじゃないかとか思って試してみたけど、あまり楽しくなかった。
「お酒を飲むのをやめた」というとみんなこぞって「健康のためですか?」という言葉がでてくる。
健康のためも何もない。
そもそも僕はお酒を飲むことにそんなにメリットがないのである。
お酒を飲むと気持ちよくなると一般的には言われているが、僕はそんなに気持ちよくなった試しがない。
お酒を飲むと気持ち悪くなる状態が多い。
気持ちよくなる時間というのはもちろんある。
だが、あまりに少なすぎる。
1回の飲み会の中で3時間飲んだとしたら10分程度気持ちよくなってあとは気持ち悪くなる。
イメージとしてはそんな感じ。
そうなると飲めなくはないが飲める量は少なくなる。
1回の飲み会でせいぜい2,3杯である。
その2,3杯で3時間持たせようとするのだから、当然1杯で30分以上持たせようとするからのお酒は不味くなる。
炭酸ものとかまさにそうだ。
お酒自体は美味しいと思うものはある。
しかし、ビールはダメ。
美味しいと思ったことはない。
日本酒とか美味しいと思う。
でもアルコール度数高いから全然飲めない。
そんな自分が「お酒をやめる」というのはたやすいことであり、苦ではない。
「お酒をやめる」というだけで一般の人からすると苦行のようなものなのであろう。
でも僕にとってはその感覚がまるでわからない。
逆にほかの人からすると信じられないことのように見られる。
今まで酒を飲むようにしていたのは結局「みんなが飲んでいるから」なのである。
「お酒を飲んでこそ打ち明けられる話がある」なんて言葉もあるが、別にそんなことはない。
酒がなくたって話したいことはたくさんあるし、要は話せる空気があればそれでよいわけで、それが「飲み会」という場であるだけだと思う。
「アルコールを入れて理性を失わせて話したいことを話す」というのは個人的には理屈があわない。
言いたいこと言っている人はお酒がなくても言いたいこと言っている。
なので「お酒は健康に悪い」ということはどうでもいい。
そもそも健康なんてものは時代によって価値観が変わるからあてにならないし宗教の一つとしか思えない。
「お酒は体に悪いです、今からやめましょう」なんて話はどこにでも転がっているが、そんなことはどうでもいい。
俺の健康に是なのか悪なのかそんなことは今の科学では良くわからんものだと信じている。
健康かどうかはどうでもいい、僕にとってメリットが少なすぎる。
気持ちいい時が少なすぎる。
ただ飲み会という場は好きである。
それこそカジュアルに話ができる場というのは良いものだと思う。
でもそこに酒が重要かというとそうでもないと思う。
そういった空気があれば十分だとおもう。
「飲み会」だなんていうから「飲まなければいけない」という空気に僕は毒されていた。
だから今まで飲んでいたけど、メリットがないからもうやめることにした。
きっかけとしてはコロナである。
コロナによってお酒を飲む機会が格段に減った。
これを機に、飲むのをやめた。
ここ最近では3,4回飲み会があったが、全てウーロン茶で通した。
何も悪いことはなかった。
「お酒を飲みたい」という欲求もなく、我慢することもなかった。
(ほかの人からしたらにわかに信じ固いことなのだろうか?)