この動画で出てきた「ダニング=クルーガー効果」のことがめちゃめちゃ面白かったので、動画の会話の内容をまとめてみる。
「→」の後に書かれている内容は個人的感想。
ダニング=クルーガー効果
勉強を少しした人は自分の能力を過信して、すごく勉強した人は自分の評価が下がる現象。
やればやるほどわからなくなる。
窪園晴夫「数とことばの不思議な話」の引用
知識が増えれば増えるほど疑問も増えていきます。
人の知識量はどのくらい物事を知らないかで決まる。
一生懸命勉強した結果わからないことが増えましたのほうが健全な気がする。
わからないことが多いことを誇ったほうがイイ。
無知の量の見積もりができるようになる。
ちょっと勉強したひとはわかっている範囲わかっていない範囲がわかってくる。
→何かがわかっていくと同時に、分からないことが増える感じはなんとなくわかる。
見積もりという表現が面白かった。
見積もりができないのは把握ができていないから。
知識がなければ把握もできない。
プログラミングも同じ。
完全に理解した!という時がくる。
→これわかる。
ソース書けるようになってきたら、分かりやすいソースを書くようになる。
どうしたらわかりやすくなるか・・・をいろいろぐぐっていたら、
だんだん「分かりやすいソースの書き方はこうだ!」というのが自分なりに
理解できたと思った。
しかし、そうでもないことが分かった。
自分で書いたソースが何か月か後に分かりにくかったりした。
だから「分かりやすいとは何か?」というのがわからなくなった。
「無知の科学」の本の内容
知識の錯覚=みんな自分のこと賢いと思っている。
その知識の錯覚を壊すと人間は怒る。
因果の説明をさせるとなお怒る。
例)増税をするとどのような悪いことが起こるのか説明せよ。
こんな質問をされると人は怒る。
知識の錯覚の破壊は人間にとってトップクラスに不快。
知を積んでいくと不快感へ踏み出す勇気が生まれる。
結局アカデミックって勇気なのかもしれない。
→なるほどと思った。
知識を得る前には疑いが必要。
人は疑うことはしたがらない。
わかったつもりになりたい。
それは本当なのか?と思いたくない。
それはこうである!と思いたい。
そのほうがめんどくさくない。
そのほうが楽だ。
恋物語で貝木もそんなようなこと言ってた気がする。
Amazon.co.jp: 恋物語 (講談社BOX) 電子書籍: 西尾維新, VOFAN: Kindleストア
わざわざ知識増やして自分の知識の錯覚を壊すよりは、
知識を増やしたがらないというのは納得できる。
「ジョジョの奇妙な冒険」第一部の中にある台詞
いくら強くともゾンビは恐れをしらない
勇気とは恐れを克服することである。
ノミと同類である。
人間賛歌は勇気の賛歌。
人間のすばらしさは勇気のすばらしさである。
→人間は恐れがあるから勇気がある。
だから恐れあることは良いこと。
人間として良いこと。
そのことを賛歌しようじゃないか。
自分はそう捉えた。とても良い言葉だと思った。
弱弱しさを生々しく描いたものが人間賛歌。
「闇金ウシジマくん」とか。
→自分もあまり綺麗ごとが並べられているだけの物語は好きじゃない。
昔見た漫画だけど↓の漫画はめちゃめちゃ人間のよわよわしさが
描かれていて好きだった。
動画内にあった本の紹介
世界はなぜ「ある」のか? [ジム・ホルト (著)]
→気になるタイトルだと思ってAmazon見たら安くなっていたのでポチってしまった。
意志と表象としての世界I [ショーペンハウアー (著)]
人の知的能力が低ければ低いほど存在そのものはその人にとって不可解でも謎めいたものでもなくなる。
深遠な問題だともうことができない。
→棘のある言葉だけど。
なんかわかる。
でも「不可解でも謎めいたものでもなくなる。」と思う人はうらやましく思う。
難しく考えないで済むから。
そのほうが人生幸せだ。
軽い本だけでなく骨太の本も読む。
読んでいない本について堂々と語る方法 [ピエール・バイヤール (著)]
→タイトルからして面白い。読んでみたい。
こちらも安く買えたのですぐポチッた。